ニューヨークの旅行 壱 - PIPE DREAMS

2015/10/10

ニューヨークの旅行 壱

あれからもう3週間は経ち、日常に戻りつつある。帰ってきてから一週間ほど、ニューヨーカー気分に浸かり、自分とゆう者が肥大化した結果、なんでも出来る超越者になったような感覚で過ごした。しかし、そんなものはあるはずも無く、平民に戻った今日この頃、如何お過ごしでしょうか。


旅行中、眠りはずっと浅く、帰る頃に、やっと人の家で爆睡できるようになるくらい、寝ることに関しては神経質なので、ずっと夢遊感を感じており、記憶が曖昧な箇所があるけれど、旅日記は残しておかなくてはならないので、枕はこの辺りにして本題に入る。


9月18日

7時45分、起床。定時。2時間ほど仕事をして、東京へ向かう。
13時20分、東京駅着。この旅行のパートーナーである友人(以下ホーリー)と合流。数日前から具合が思わしくないようで、テンションは低い。私もまあまあ低い。明らかに、これからニューヨークへ向かうとゆうテンションではない。お互いそれを言葉で確認した後、これから5日間、日本食は食べられない事はないけれど、やはりジャンクなでかい肉や糖質過多な食べ物を食らいたいので、そば屋へ向かう。

約1ヶ月ぶりに会ったホーリーに、特に何も変わり栄えのない近況報告を終えると共に、なんてこともないそばと、常温の水を流し込み店を出る。バスに並ぶ。2時半くらい。

片道1000円のバスは1時間ほどで成田に到着。道中、前の席の女子がリクライニングを倒していいかと聞いてきたので、二つ返事で返すも、私の膝がちょっと折れ曲がる程度に倒してきたので、反射的にそんなに!?と発してしまうも、ちょっと戻すとか、そうゆう配慮は一切無く、バスは進んだ。隣の女子は同情してくれ、席を代わろうか?と申し出てくれたが、ジャストフィットしている膝を動かすのも億劫だったのでクールに断り、バスは進んだ。

成田空港到着。

田舎者にとって成田空港はとてもかっこよく、空港内は颯爽と歩くビジネスマンとキャリアウーマンと私のような田舎者などで構成されている。ホーリーも颯爽と、最近よく見かけるスマホを誰かに頼まなくても自撮りできる器具を取り出している。この旅で初めての写真を撮った。チェックインも颯爽と済ませようとしたが、住所やらなんやらで躓き、全く颯爽ではなかった。あげくに搭乗時間が迫ってるらしく、店員さんに早く行けと捲くし立てられ、免税店などは見れず機内へ。

カメラを上の荷物入れに仕舞うと、ここにカメラは駄目だ的な事を英語でぺらぺら言われ、ここで、あー俺は今から異国に向かうのだなと確信する。

ちなみに航空会社はユナイテッドで、半年以上も前に取ったおかげか、12万を切る値段で往復チケットを買えた。到着はニュージャージー州のニューアーク空港だった。後で現地のニューヨーカーの友達やら同居人に聞いたら、ニューアークはだるいみたいな、ださいみたいな、やっぱJFKかラガーディアだよね、みたいな雰囲気だったので、私は蔑ろにされるニューアークが可哀そうだと思い、これからもニューヨークに来る時は、ニューアークを使ぞと思った。はい嘘。

機内では13時間はとてつもなく長く、インサイドヘッドとマッドマックスを見ても4時間も経たず。かつヘッドホンの配線が駄目になっており、手で接点に圧力を加えないと、まともに音も出なかったり、機内食もアイスが一番おいしいとゆう暴挙に出ていたり、前の女子(念のために注釈しておくとバスの人は別です)が、またリクライニングを大幅に倒してきたりで、もう発狂したかったけど、アイスのおいしさを思い出して我慢する。いつかリクライニングガールってタイトルで後ろの座席の人の気持ちを代弁した曲でも作れたらと思う。

到着。

18日、17時。ニューアーク空港。

入国審査では、Right hereが、てめーの右手4本指をコピーの台に置けよって意味になるのが分からず、しどろもどろしてると、審査官もイライラしだし、ないがしろにされ鼻からアメリカが嫌いになる。バスの乗り場を探す。英語もまともに話せないので、来る前にグーグル大先生の教えを被り、安全、簡単、安値でマンハッタンに行ける方法は、ニューアークエアポートエクスプレスだYO\(^O^)/と回答されたので、それで向かう。往復はラウンドトリップだと学んでいたため、頑なに信じて、往復はラウンドトリップだと言い聞かせて、友達にも強がってみせた。時には誰かを傷つk(ry

万が一、Newark Airport Expressを調べて、こんな過疎僻地にたどり着いちゃった読者のために補足しておくと、チケットは空港を出たら,真っ直ぐ横断歩道を渡り、バス乗り場やらリムジンバスなど止まってるので、Newark Airport Expressの看板とかバス本体を探せば行けます。応援してるよ。

19時半くらい。グランドセントラル駅付近着。拙い英語でバスの店員ぽいおばちゃんに、駅の場所を聞くと、ぺらぺらと喋ると共にジェスチャーで返してくれたので、なんとなくそっちへ向かうと、一目でこれだとわかる壮観な建物が鎮座していた。中に入る。時計台の下集合と示し合わせていたので、ニューヨーク在住8年目くらいの友人(以後カーリーとする)とはすんなり邂逅。さすがは現地に8年も滞在しているので、アメリカナイズドな熱い抱擁で出迎えてくれた。グランドセントラルのもうひとつの観光名所に連れてってもらい、そこで対角線にある柱に立ち、秘密を言い合えとゆうので、そこに行くも、特に秘密が思いつかないため、ぐだぐだになる。典型的な陽気なアメリカンにそのぐだぐだ感が、こいつら認識してないなと勘違いされ、身振り手振りで丁重に説明してもらう。でも分かってるので、何もしないでいると、アメリカンは
どこかに行ってしまった。

その後、カーリーの提案で、今日中に土産を買って、後は観光とかに回したらとゆうことで、荷物はカーリーの知り合いのカラオケ店に置かせてもらい、タイムズスクエアで物色。しかし結局、私らカーリーの要望に添えれずに、何も買わず、トイザラスで観覧車を楽しみ、屋台のタコスめいたおいしいヤツとピザをデリで購入し帰途に着く。屋台で並んでるといきなり、同じく並んでいた客にアイアムケビン!と自己紹介されたけど、カーリーがあしらってくれて、このアジア人すごいなと思った。



写真は無いけれど、ピザはやはりアメリカサイズで一切れでも食べれなさそうな大きさ(実際、2日後に同じものを注文したが食べきれず)

同居してる方と挨拶を酌み交わし、明日も朝から行動する予定なので、早々に、お酒も控え就寝。ここ数年、ホーリーは人前で全裸になる事に嵌ってるので、それに促され、私も草臥れた裸体をを晒す。カーリーは拒否。一通りあたけて、夜はふけていった。

0 件のコメント:

コメントを投稿